「山本太郎氏「消費税廃止しかない」 演説2時間、歓声も」

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以下、朝日新聞デジタル版(2019年10月2日7時0分)から。

 消費税率が10%に上がった1日夜、「消費税廃止」を看板に掲げるれいわ新選組山本太郎代表がJR新宿駅西口で、マイクを握った。集まった多くの聴衆を前に「この経済状態で消費税は上げている場合でない。減税しかない、もっと言えば廃止しかない」。2時間に及んだ演説に、多くの人が足を止めて耳を傾けた。

 山本氏は消費税の使途をめぐり、「誰のための消費税か。あなたが払っている消費税は全額社会保障ではなく、大企業の大減税を進めるために取られている。むちゃくちゃ。どっち向いて政治やってるんだって話だ」と政権を批判。

 さらに「中小企業、零細企業がさらに首が絞まる。どうしても増税が必要なら、ないところからとるな。あるところから取れっていうのが当たり前だ」と述べ、持論の大企業・富裕層への課税強化を訴えると聴衆から「そうだ」と歓声が沸いた。

 演説の途中には、複数の聴衆を壇上に上げ、現在の生活の厳しさを訴えてもらう仕掛けも。奨学金を借りて進学した女子大生(22)は派遣社員の母親との2人暮らし。消費税率10%で「年収240万円の家庭だと20万円以上が消費税。私と母が一生懸命払っていた家賃の1・5カ月分とか、2カ月分」と指摘。「100億円稼いでいる人の税率が下がることが理解できない。こんなおかしい世の中を変えて欲しい」と語った。山本氏は「今回の増税は、いまこの国に生きる人の実態を見ていない」と応じた。

 山本氏は今後の対応について、「我々が政権を取れるのがいつかは不確定。減税を進める現実的な選択肢を今、野党側に提案している」と述べ、「5%への減税」を条件に共闘を各野党呼びかけていることを説明。もし5%減税で一致できなければ、次期衆院選で単独で100人規模の候補者を擁立する考えを示した。(寺本大蔵)