「克行被告「流出まずい」、PCデータ消去依頼 業者供述」

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以下、朝日新聞デジタル版(2020/10/19 14:17)から。

 昨年7月の参院選をめぐり、公職選挙法違反(買収)の罪に問われた参院議員・河井案里被告(47)の公判が19日、東京地裁であった。検察側は、案里議員の夫で元法相の衆院議員・克行被告(57)から「パソコンのデータが流出したらまずい。消したい」と選挙関係データの削除を依頼されたインターネット関連業者の供述を明らかにした。

 検察側が読み上げた業者の供述調書によると、克行議員が業者と会ったのは、車上運動員への違法報酬疑惑が週刊文春の報道で発覚し、法相を辞任した直後の昨年11月3日。業者は①克行議員の議員会館事務所②克行議員の宿舎自室③広島市内の夫妻の自宅――にあるパソコンからデータを削除するよう求められ、2日間かけて作業した。

 さらに、克行議員から「スタッフがデータを持ち出した可能性が高い。スタッフがパソコンで何をしているか知りたい」とも言われ、パソコンに監視システムを導入したという。

(後略)

 (新屋絵理、松島研人)