以下、Full-Count(2021.06.24)より。
2、4回投球後に審判団から粘着物質検査を受け、笑顔で対応した
■ジャイアンツ 9ー3 エンゼルス(日本時間24日・アナハイム)エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、本拠地・ジャイアンツ戦で「2番・投手」で出場した。投打同時出場は8度目。6回9奪三振6安打1失点と力投したものの、今季4勝目と日米通算50勝はならなかった。防御率2.58。打撃は3打数無安打2三振で打率.265。チームは延長13回で3-9で敗れて3連敗。借金2となった。
今季8勝のガウスマンとの投手戦となった。毎回のように走者を背負ったが、4回まで無失点投球。5回1死からヤストレムスキーに先制の右越えソロを浴びたが、続く1死一、二塁ではベルト、クロフォードを2者連続空振り三振に仕留めた。同点に追いついた6回は3者凡退に抑えて雄叫びをあげた。フォーシームの最速は99.2マイル(約159.6キロ)。105球(ストライク65球)は今季最多だった。
2、4回の投球後に審判団から粘着物質検査を受けた。帽子とグラブを手渡し、ベルトを自ら外す。笑顔を浮かべる場面もあった。投球のリズムは崩さなかった。打席では初回1死は一ゴロに打ち取られ、3回1死と5回2死は空振り三振に倒れた。降板後は守備につかず、2試合連続無安打に終わった。
ア・リーグ本拠地の試合でア・リーグチームが指名打者を解除し、ナ・リーグチームがDH制を使用するのはメジャー史上初だった。チームはベンチ入り野手を使い切った延長12回に捕手のスズキが負傷。先発右腕キャニングが左翼を守り、1点を追う延長12回には打席に立って送りバントを決めた。さらに延長12回のサヨナラ機では先発右腕バンディが代打で空振り三振。異例の総力戦となったが、延長13回に7失点。最後に力尽きた。(Full-Count編集部)