「大谷翔平、2戦連発33号は超特大141m弾 メジャータイ21戦16発もエ軍連勝ストップ」

以下、Full-Count(2021.07.10)より。

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驚異の本塁打量産でア・リーグ記録61発ペース
マリナーズ 7ー3 エンゼルス(日本時間10日・シアトル)

 エンゼルス大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地・マリナーズ戦で超特大33号ソロを放った。「2番・指名打者」で先発出場し、3回の第2打席で右翼4階席へ飛び込む463フィート弾(約141.1メートル)。今季6度目の2試合連発で本塁打王争いで2位のブルージェイズゲレーロJr.に5本差を付けた。チームは3-7で敗れた。

 超特大弾だった。2点リードの3回1死、試合前まで11打数1安打だった天敵左腕・ゴンザレスの高めシンカーを完璧に捉えた。右翼最上段席へ消える33号ソロ。マリナーズ本拠地で打球速度116.5マイル(約187.5キロ)は史上最速弾。飛距離463フィート(約141.1メートル)は史上4番目の記録だ。同僚のアップトンはベンチ内で頭を抱え、しばらく敵地はどよめきが収まらなかった。

 87試合で33本塁打はシーズン61発ペース。61本塁打ならベーブ・ルースが1927年に記録した自己最多60本塁打を超え、1961年ロジャー・マリスア・リーグ記録に並ぶ。また、記録専門会社エリアスによると、外国人選手によるオールスター戦前の33本塁打は通算609本塁打サミー・ソーサと並んで歴代トップタイとなった。

 直近21試合で16本塁打。長いメジャーリーグの歴史の中で21戦16発は1901年以降で史上最多タイ。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、過去に記録した選手は大谷と今季のカイル・シュワーバーのほか、1998年サミー・ソーサ、1999年マーク・マグワイア、2001年バリー・ボンズ、2017年ジャンカルロ・スタントンとJD・マルティネスに並んだ。

 初回1死はニゴロに倒れ、5回2死一塁ではヘルメットを飛ばして空振り三振。7回2死一塁は相手の好守に阻まれてニゴロに倒れた。チームの勝ち星につながらなかったものの、衝撃的なアーチを放った。(Full-Count編集部)