以下、Full-Count(2021.09.04)より。
自己最多117球の力投、B・ルース以来103年ぶり「2桁弾&2桁勝利」に王手
■エンゼルス 3ー2 レンジャーズ(日本時間4日・アナハイム)エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地・レンジャーズ戦に「2番・投手」で先発出場。7回7安打8奪三振2失点、メジャー自己最多117球の力投で9勝目を手にした。ア・リーグでは1918年のベーブ・ルース以来103年ぶり、同一シーズン「2桁勝利&2桁本塁打」に王手をかけた。防御率は2.97、試合は3-2で勝利した。
初回のアクシデントを乗り切った。大谷は2死一塁からロウが放った打球速度102.3マイル(約164.6キロ)のゴロを右手付近に受け(強襲内野安打)、一、二塁のピンチを背負ったが後続を抑え無失点。2点リードで迎えた2回は1死一塁からマーティンに2ランを浴び同点に追いつかれる。
だが、3回以降は走者を許しながらも最速100.5マイル(約161.7キロ)とスライダー、スプリットを交え要所を締めスコアボードに「0」を並べ7回2失点で降板。その後はリリーフ陣が反撃を許さずエンゼルスが勝利した。
打撃では初回の第1打席は二ゴロ、3回の第2打席は三ゴロ併殺、5回の第3打席は右飛、7回の第4打席は空振り三振に倒れ4打数無安打。3試合連続無安打となり打率.258。
それでも「投手・大谷」は6月4日(同5日)のマリナーズ戦で2勝目を挙げて以降、3か月負けなしで、自身8連勝。ここまで両リーグトップの42本塁打を放っている。同一シーズン「2桁勝利&2桁本塁打」は、1918年にルースが記録。ニグロリーグを含めると、1922年にブレット・ローガンが14勝&15本塁打をマークして以来99年ぶりのMLB記録となる。
※18時00分、一部を加筆・修正しました。(Full-Count編集部)