以下、Full-Count(2021.05.20)より。
5回途中5奪三振2失点も2勝目ならず、打撃ではバント安打で6試合連続安打
エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地のインディアンス戦で「2番・投手」で4度目の投打同時出場した。投球では4回2/3で5奪三振5安打2失点と好投したものの、今季2勝目はお預け。最速95.3マイル(約153.4キロ)で防御率2.37となった。降板後に右翼手に回り、6回の第3打席ではバント安打を決めた。6回終了後に途中交代し、3打数1安打で打率.272。チームは2-3で敗れて2連敗を喫した。
大谷が勝利への執念を見せた。1点を追う6回先頭。インディアンス内野陣の意表をついた。内野シフトで大きく空いた三塁前へ打球を転がした。快足を飛ばしてバント安打。6試合連続安打は今季自己最長タイだ。直後に二盗失敗したものの、足で本拠地をドッと沸かせた。初回1死は三直、同点の3回2死二塁は中直に倒れた。
本塁打キングが複数の試合で先発マウンドに上がるのは1919年ベーブ・ルース(レッドソックス)以来102年ぶりだった。投球では初回2死二塁からレイエスの左翼線適時二塁打で先制点を献上。2回1死から四球を与えたものの、2者連続三振と寄せ付けなかった。1番打者から始まった3回は7球で3者凡退。4回は先頭レイエスの左翼線二塁打でピンチを作ったが、後続を3人で仕留めた。
1点リードで迎えた5回。先頭・バウアーズに中越えソロを被弾した。4回2/3で5奪三振2四球、5安打2失点。72球を投げてストライク43球で降板した。降板後は外野手グラブに持ち替えてプレー続行していたが、チームの勝ち星にはつながらなかった。(Full-Count編集部)