「これまでのメジャー記録は12点差逆転で過去3度」

以下、Full-Count(2021.05.09)より。

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 エンゼルスは8日(日本時間9日)、本拠地でのドジャース戦で、両軍合わせて28安打が飛び交った乱打戦に敗れた。4回に大量8失点を喫すると、続く5回にも5失点で最大13点のリードを奪われる展開。しかし、7回に大谷の出塁から6連打で7点を返して3点差に。メジャー史上最大となる13点差からの大逆転劇とはいかなかったが、終盤に猛反撃を見せた。

 先発のバンディが大誤算。4回途中5安打4失点で降板すると、2番手で継投したシーシェクもドジャース打線を止められずに3安打4失点を喫した。続く5回も3番手・ペーニャが1回4安打5失点と大炎上し、5回終了時点で13-0と大敗ムードが漂った。

 しかし6回1死二塁から大谷の右前打で一、三塁とすると、ジェイの適時打でチーム初得点を挙げた。その後1死満塁となり、ウォルシュが2点適時打。再び満塁となってウォードの犠飛でこの回4得点を奪った。直後の7回に1点を奪われて10点差に広がったが、ここから猛追。2死走者なしから大谷が二塁手の失策で出塁すると、そこから5連打で4点を返し、なおも一、三塁でロハスが右翼スタンドに2ランを叩き込んだ。

 歴史的勝利の雰囲気も漂ったが、反撃もここまで。8回からの2イニングは無得点に抑えられ、2連勝とはいかなかった。両軍合わせて25得点、28安打が飛び交った乱打戦は結果的には“惜敗”に。大谷は5打数1安打2得点で打率.275となった。

 これまでのメジャー記録は12点差からの逆転勝利。直近では2001年8月5日にインディアンスがマリナーズ相手に15-14の試合を演じた。(Full-Count編集部)