「大谷翔平が105日ぶり2敗目 先制44号も4回途中9安打6失点、ルース以来の偉業お預け」

以下、Full-Count(2021.09.11)より。

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3回1/3で6失点降板、被安打9は渡米後ワーストだった
アストロズ 10ー5 エンゼルス(日本時間11日・ヒューストン)

 エンゼルス大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、敵地・アストロズ戦で「2番・投手」で出場したが、4回途中9安打6失点で今季2敗目を喫した。メジャー4年目で初の2桁10勝目はお預け。防御率3.36。チームは5-10で力負けした。

 なかなかリズムを作れなかった。2点リードの3回。アルトゥーベの左翼線二塁打などで2死二塁とされると、ブレグマンの中前適時打で1点差。アルバレスの右翼フェンス直撃の適時二塁打で同点に追いつかれ、続くコレアには勝ち越しの中前適時打を献上。3連打で一気に逆転された。

 再逆転した4回は先頭・ディアスの死球とマコーミックの左前打、暴投などで1死二、三塁のピンチを招いた。アルトゥーベに同点の左前適時打を浴びたところで降板となった。救援投手も打たれて、3回1/3で1奪三振無四球、9安打6失点。被安打9はメジャー4年目で自己ワーストだった。77球を投げてストライク52球。最速98.7マイル(約158.8キロ)だった。

 6月4日(同5日)の本拠地・マリナーズ戦から自身8連勝だったが、その連勝もストップ。5月28日(同29日)の敵地・アスレチックス戦以来105日ぶりの黒星となった。

 バットでは初回1死で先制の44号ソロ。4試合ぶりの一発で、リーグの本塁打王争いでは2位のブルージェイズゲレーロJr.、ロイヤルズ・ペレスに2本差をつけた。3回2死は四球、4回2死二、三塁は敬遠四球で歩かされた。1打数1安打1打点2四球。打率.259となった。

 勝てば両リーグでは1918年ベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来103年ぶりの同一シーズン2桁勝利&2桁本塁打ニグロリーグを含めると、1922年にブレット・ローガンが14勝&15本塁打をマークして以来99年ぶりだった。その偉業は次回登板以降に持ち越しとなった。(Full-Count編集部)