以下、Full-Count(2021.04.30)より。
マリナーズの菊池雄星投手が29日(日本時間30日)、敵地のアストロズ戦に今季5度目の先発登板。7回1安打無失点、7奪三振で待望の今季初勝利をマークした。チームも1-0で勝利し連敗を「4」でストップ。7回1死まで無安打投球の快投を見せた左腕は「こういう勝ち方をしたかった」と語り、手応え十分の勝利だった。
最速96マイル(約155キロ)の直球にカットボール、スライダー、チェンジアップ。菊池の投球にアストロズ打線は手も足もでなかった。初回1死一塁の場面でコレアを遊ゴロ併殺に仕留め勢いに乗りると、スコアボードに「0」を並べた。
6回は圧巻の3者連続三振、7回1死からコレアに右中間二塁打を浴びノーヒットノーランは逃したが、その後も落ち着いた投球でグリエルを投ゴロ、ディアスを遊ゴロに抑えお役御免となった。
試合後、今季初勝利を挙げた菊池は「全てのボールがゾーンの中で勝負できた」と振り返り、特にカットボールの精度について「三振を取る場面で良い高さに投げ分けられた」と語った。
強打のアストロズ打線を1安打無失点に封じ「良いピッチングを出来たのは自信になる。チームとしても。こういう勝ち方をしたかった」と手応えを口にした。ノーヒットノーランの期待も高まったが「初回からヒットを打たれたくないと思って投げている。気付いていない投手はいないと思う。1点勝負だったので集中することができた」と笑顔で振り返っていた。(Full-Count編集部)