イースターの日曜日は、酒は一切売らない

 たくさん歩いたご褒美に、メインストリートのビクトリア通りに戻ってビールでも飲もうとパブに入ると、今日はイースターの日曜日で、酒は一切売らないとバーマンがいう。うかつにも全く知らなかった、イースターの日曜日(Easter Sunday)という習慣を。クリスマスの日なども宗教的な理由から売らないということであった。こちらで生活したことがないから、こんなことも知らないのである。仕方がない。ジンジャーエールを飲んで、マッスル(貝)を注文する。マッスルは1キロが鉄鍋で出てきた。それに付け合せのポテトがどんぶり一杯。ジンジャーエールをもう一杯たのんで、マッスルとポテトを全部たいらげようと挑戦したけれど、全部は食べられなかった。ジンジャーエールとマッスルで2.5+19.0ドル、これなら1500円から1600円である。
 この広い店に、私もいれて4人しか客がいない。それでも、ジャズギターとベース演奏でジャズのライブがあり、結構いい音楽が演奏されている。一人のお客が曲が終わるたびに拍手をしている。私もいい演奏のときは拍手をしたが、演奏がすべて終わると、その客と演奏者が話を始める。どうってことないことが、ハミルトンでは、普通で、自然で、人間的な感じがする。
 イースターの日曜日ではビールも飲めないので、映画でも見に行くことにしよう。日本でも最近導入している、自動車で行っても見ることのできるような映画館のつくりになっている。映画は、"Along Came Polly"という出し物だった。「そしてポリーがやってきた」というような意味だろうか。5時からの上演時間を選んで、13.5ドル。まぁドタバタだが、私のレベルではちょうど楽しめた。
 映画の帰りに、日本料理店に行ってみた。ワイカトビール(Waikato Beer)が4.50ドル。刺身が12.0ドルで、刺身は小さいのが8切れくらいで、ここの日本料理店のサービスはいただけなかった。今日の散歩が非常によかったので、それで許すことにしよう。