コトバを学ぶときは「演繹的アプローチ」と「帰納法的アプローチ」を合わせて使う

 明日マオリ語の試験があるので、結構勉強した。
 ジョージに紹介された"Dictionary of Language Teaching & Applied Linguistics (3rd Edition)"の本にもあったが、コトバの勉強には、「演繹的アプローチ」と「帰納法的アプローチ」とがある。
 私の理解では、「演繹的アプローチ」とは、文法的な規則を結論的に教えて、学習者にそれを使って規則に適合させるやり方である。または、そうした規則があることを具体的な言語体験の中で確認させるといってもよい。伝統的な「グラマートランスレイション」がこの代表格だろう。その一方、「帰納法的アプローチ」は、学習者に規則を発見させるというやり方だ。ダイレクトメッソッドやコミュニカティブアプローチなどが「帰納法的アプローチ」に入るだろう。コトバを学ぶ際にはこの両者を合わせて勉強するのが効果的であるというのが私の持論なのだが、この間のマオリ語の学習体験がまさにそうだった。
 これまで習ったマオリ語の復習をしてみて、やはり、両者を組み合わせるのが効果的であると実感した。