今日、はじめてフライフィッシングの市民講座に出てみた。夕方の7時から9時まで2時間の授業時間帯であった。
少し意外だったのが、講師の二人が女性だったことである。たしか案内では男性の名前だったと思うのだけれど、今日はどうしても都合がつかず、代理の講師たちということらしい。彼女たちはロトルアを中心としたエリアで釣りガイドやショップを経営しているらしい。お母さんの方がサンドラ(仮名)と名乗り、娘はジョーン(仮名)と名乗った。
受講者は白人男性だけ11人。アジア系は私だけだ。結構年配者もいて、生粋のキーウィーという感じである。この人たちは、フライフィッシングをやったことがありそうな面構えの人たちばかりで、一体全体、習う必要のある人たちなのというのが第一印象だった。
ロッドを6本くらい前にならべて、道具の説明や魚の生態の説明。フライの説明と、講義ばかりで終わった。お母さんのサンドラは説明が上手だ。
講義が終わって、私が挨拶に行ったときのサンドラの笑顔は素晴らしかった。満面の笑みをたたえて、友好的であることを彼女は示してくれた。
講義の中でも、「釣りはいいですよ」「楽しいですよ」「釣りは競争ではありません」「大きいのを釣ったとか、何匹釣ったとかではありません」「魚を食べたいとか、保存したいと思わないとき、つまりキャッチアンドリリースの場合は、なるべく魚に負荷がかからないようにしてあげてください」と、いちいち言う事がもっともだった。
これはなかなかいい講座を受講したと思えた初日だった。