メルボルンの大学は事情があって入学を私はキャンセルしたのだけれど、メルボルンにいたら必ず出かけたであろう、メルボルンカップが今日おこなわれる。メルボルンカップは競馬だけれども、いわゆるイギリス式で、社交の場でもあるから、ドレスアップする人たちもめずらしくない。ただし、わたしは競馬に興味があるわけではない。賭け事は生まれて以来一切したことがなく、宝くじも買わない口だ。私の興味は、競馬に興味のある人間の方に興味がある。
メルボルンカップでは、24頭の馬が栄冠をめざして、3200mを走る。カップ自体は、850gで30cmの高さ、18カラットの金でできているようだ。その価値は、オーストラリアドルで8万ドルだそうだ。これとは別に賞金額として、オーストラリアドルで、4.05ミリオンドルも支払われる。ニュージーランドドルなら、4.4ミリオンというから、日本円なら3億円以上にもなる。ニュージーランドでのテレビ放映は夕方の4時から6時ということだ。
アレックスとジュディは、メルボルンカップにちなんだゴルフトーナメントが今日あって、昼から、いそいそと二人で出かけていった。18ホール、各ホールから一斉に参加者はスタートするらしく、メルボルンカップも、余興で馬を選んだり、テレビ放映を観たりするようだ。
メルボルンカップは、ニュージーランドでも身近な存在である。ワイカトタイムズでも特集記事を組んでいた。
