ランギリリでお茶にして、一日を振り返る

 メレメレから車で15キロほど1号線を南下し、帰りがけにランギリリの戦場跡センターに寄ってみた。
 休憩としてお茶を飲んだのだが、センターの所長は中東に出かけていて、あいにく留守だった。
 このカフェに飾ってあるウィレム=タミハナの肖像画やキャメロン将軍の肖像画、そしてマスケット銃やランギリリ砦の図面などが、以前と違って、かなりイメージが湧くようになったのは、まさにこの間のフィールドワークの成果である。
 ランギリリ戦場跡センターの所長に再会して、再度、いろいろなことを教えてもらおうと思ったのに残念だが、また出直して来ることにしよう。
 今回の全走行距離は191キロであった。
 マオリ土地戦争のゆかりの地は、ポケノ、メレメレ、ランギリリ、ナルワヒア、キリキリロア(ハミルトン)、そしてさらに南に下って、テ アワムツやキヒキヒ(Kihikihi)にまでに至る100キロ以上もの長い道のりである。
 今日私が訪れたところは、その全体の、たったの四分の一ほどの旅に他ならない。