マイケル＝キングの本によれば、ワイカト土地戦争の最後の戦闘は、ベイオブプレンティのタウランガ(Tauranga)近くで生じたという*1。
1864年4月28日、キャメロンは、1700人の軍隊と17門の大砲で、230人のマオリによって防衛されていたガテ村(Gate Pa)を襲ったのであった。マイケル＝キングによれば、これがワイカト戦争の最後の戦闘にあたる。
こうしてワイカト戦争は終わりを告げたのであるが、土地をめぐるパケハとマオリとの対立・矛盾は、今日までなお引き継がれていることは言うまでもない。
それは、ワイタンギ審判所(Waitangi Tribunal)での戦いひとつを取ってみても、明らかである。マオリから見れば、今日なお闘いは続いている。
