音読用の読書視野を広げるプリントも作成してみた

 教科書CDからMDに落として、授業でMDを活用するようにしたことはすでに述べた。
 今回の和訳先渡し授業でやりたいことのひとつは、教科書の音読をさせることである。これまでも音読は重視してきたが、圧倒的にその量を増やしたいということである。
 そこで、そのMDを、音読の息継ぎごとに、すなわち意味のかたまり(チャンク)ごとに、MDプレーヤーのdivide機能を使って、本文が録音されているMDをトラックごとに切ってみた。こうすれば、リモコンでリピートすることが楽になるから、生徒に音読でリピートさせることが容易になる。
 音読をさせる場合、教科書や今回印刷してみた日本語と英語の両面に印刷したものを使ってもいいのだが、先ほどの意味のかたまり(チャンク)ごとに切ったMDに合わせて、今度は、その一行のチャンクごとに本文レッスンを編集して印刷してみた。
 これは、word-by-word readerから、average reader、そしてfast readerになるための読書スパン、認識スパンを拡げる訓練に他ならない。