アメリカ合州国の大学では、大学の全プログラムを無料配信しているような時代である。
教室授業でちょっとした映像教材や画像教材を使えるようになると使い勝手がいい。
教育用映像の無料配信について朝日新聞で以下の記事が報道されていた。
高速インターネット回線の普及を追い風に、教育用の映像を学校に無料で配信する取り組みが広がってきた。総務省とNHK、NECなどが協力した事業は、著作権の問題を処理したうえでNHKの番組などを約3千本用意し、全国の小中学校の約18%にあたる約6300校に提供した。7月からは海外の日本人学校への無料配信も始まった。
総務省の外郭団体、マルチメディア振興センターが06年から行っている。配信するのは小中学校の理科、社会科用の映像が中心で、メダカの生態、桜の開花の瞬間、台風の様子など様々で、教師は授業に応じて映像を選ぶ。NHKの映像はビデオクリップが3〜5分、番組なら20分ほど。教室のプロジェクターに映しても画質は鮮明だ。
NECなど数社の協力企業が、映像利用に伴う諸費用としてNHKに年間約4千万円を支払い、無料配信を実現した。NHKも費用を通常の10分の1ほどに抑えて協力。大半の映像で海外配信に必要な権利処理が済んだため、海外の日本人学校への提供も可能になった。すでにデュッセルドルフ(独)、ロンドン(英)、シンガポールなど16校から申し込みがあった。
映像は、パソコンに保存しない方法で配信を受ける「ストリーミング」に加え、ダウンロードもできる。校内LANなど高速通信が未整備の学校向けに、映像を収めたハードディスクの無料貸し出しも始める。問い合わせは振興センター(03・5403・1090)へ。