「情報から真実を判断し、自ら考え、行動する権利を守る」責任(冨田勲)

 12月8日付の朝日新聞の「どうする特定秘密保護法」から。
 今回は、作曲家の冨田勲さんの意見、その一部より。

 昨年、老体にムチ打って、宮沢賢治を素材にした新しい交響曲を世に問いました。大戦や震災を体験した人間として、自然やいのちの本質を、言葉や世代の壁を超えて伝わる音楽で残しておかねばならない、と。未来に向け、私たち一人ひとりが重大な責任を持たねばならないのは、まさにこれからではないでしょうか。情報から真実を判断し、自ら考え、行動する権利を守る。そういう責任です。