演劇「海をゆく者」(The Seafarer)を初めて観た。
事前に何も知らずに観たのだが、素晴らしい舞台だった。スタンディングオーベーションものだった。
原作は、アイルランドはダブリン出身のコナー・マクファーソン(Conor McPherson)。
パンフレットを読むと、初演はロンドンの2006年。ブロードウェイでの初演は2007年。で、アイルランドでの初演が2008年とある。日本での初演は2009年。
それですごいと思うのが、今回の舞台が5年前と同じ俳優陣と、同じ演出家ということである。
その俳優陣は、平田満。吉田剛太郎。浅野和之。大谷亮介。小日向文世。演出は、栗山民也。
翻訳は小田島恒志。
俳優陣の頑張りがすごい。個人的には、吉田剛太郎と小日向文世がよかった。大谷亮介も自然体だった。浅野和之も平田満も好演していた。
アイルランドは、ダブリンはもとよりコークもラヒンチも訪れたことがある俺としては舞台設定も楽しめた。こんないい舞台を観ることができるというのは、確かに、俺たちは、地球時代、グローバルな時代に生きているということなのだろう。
本当にいい舞台だった。