「米ユーチューブで発砲の女、被害者と面識か 現地報道」

 以下、朝日新聞デジタル版(2018年4月4日10時01分)から。

 米カリフォルニア州サンブルーノにある動画投稿サイト「ユーチューブ」本社で3日午後1時(日本時間4日午前5時)ごろ、発砲事件が発生、銃撃を受けた3人がけがをし、病院に運ばれた。地元警察によると容疑者は女性で、死亡したという。自殺を図ったとみられる。

 負傷者が運ばれた病院の広報担当者によると、3人のうち男性1人が重体。女性1人が重傷を負い、別の女性1人の容体は安定しているという。

 犯行の動機ははっきりしないが、CNNテレビは警察筋の話として、容疑者は被害者のうち少なくとも1人と面識があったと見られると伝えた。職場での人間関係のもつれや何らかの逆恨みなどが背景となった可能性がある。

 ユーチューブ本社はサンフランシスコの南十数キロのサンブルーノにあり、近くに小売り大手ウォルマート電子商取引部門のオフィスもある。CNNの取材に応じた従業員によると敷地内に四つのビルがあるという。ユーチューブ本社では約1100人が働いている。

 2005年に創業されたユーチューブは急成長を遂げ、06年にはインターネット大手グーグルに16億5千万ドル(約1750億円)で買収された。(ニューヨーク=鵜飼啓)