「桜田五輪相の辞任「遅すぎた」62% 朝日世論調査」

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以下、朝日新聞デジタル版(2019年4月15日20時0分)から。

 朝日新聞社が13、14日に実施した全国世論調査(電話)で、失言が相次いでいた桜田義孝氏が五輪相を辞任したことについて尋ねると、辞任は「遅すぎた」が62%で、「そうは思わない」の24%を大きく上回った。道路事業で安倍晋三首相らの意向を忖度(そんたく)したとの前国土交通副大臣の発言には、56%が「大きな問題だ」と答えた。

 桜田氏は、議員を「復興以上に大事」と発言し辞任した。調査では、これまでも問題発言が指摘されてきたことに触れた上で辞任について聞くと、自民支持層でも62%が「遅すぎた」と答えた。年代が上がるほど厳しい意見が多く、50代以上では「遅すぎた」が7割を超えた。

 国土交通副大臣だった塚田一郎氏による「忖度」発言に対しても、年代で温度差が出た。30代は「大きな問題だ」が30%で、「そうは思わない」の51%の方が多かったが、50代以上は7割前後が「大きな問題だ」と答えた。

 一方、桜田、塚田両氏の辞任は、安倍内閣のイメージダウンには直結しなかったようだ。内閣のイメージは「変わらない」が最も多く56%で、「悪くなった」は38%、「よくなった」は2%だった。

 安倍内閣の支持率は、やや上がって44%(前回3月調査は41%)。不支持率は32%(同37%)だった。支持率は、男性は45%(同45%)で変わらなかったが、女性が3月調査の37%から44%に増えた。

 5月からの新元号「令和」についても聞いた。この元号が「親しみやすい」と思う人は62%、「そうは思わない」22%。「親しみやすい」は男性が58%に対し、女性は65%と高めだった。ただ、日常生活で主に使いたいのは「令和」40%、「西暦」51%で西暦の方が多かった。新元号の発表前の3月調査で聞いた際の「新しい元号」40%、「西暦」50%と比べ、変化は見られなかった。

 政府が発表した新紙幣のデザインについては、「よい」が52%、「よくない」は23%だった。