以下、朝日新聞デジタル版(2019年4月28日8時9分)から。
米カリフォルニア州サンディエゴ郊外にあるパウウェイ市のシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)で27日午前11時20分ごろ、銃撃事件があり、女性1人が死亡し、3人がけがをした。容疑者は19歳の白人の男で、現場から立ち去ったあと、警察に自ら電話して居場所を伝え、駆けつけた警察官に身柄を拘束されたという。
パウウェイ市の市長は「ヘイトクライム(憎悪犯罪)だ」と米CNNに語った。昨年10月、米ピッツバーグのシナゴーグが襲われ、11人が死亡した銃乱射事件に続く憎悪犯罪とみられる。
地元警察によると、容疑者はサンディエゴ市に住む白人の男で、何かを言いながら、シナゴーグに押し入り、銃撃したという。犯人の男は、殺傷力が高いアサルトウェポン(突撃銃)を使っていたという。市長は「(シナゴーグに)犯人が入った際に話した内容から、ヘイトクライムと判断している」と語った。
27日はユダヤ教の祭日「過ぎ越しの祭り」の最終日だった。(サンフランシスコ=尾形聡彦)