以下、朝日新聞デジタル版(2019年6月6日23時54分)から。
共産党の志位和夫委員長は6日の記者会見で、参院選徳島・高知選挙区に党公認候補として擁立を決めていた新顔を、無所属として立候補させる考えを示した。
「どうしても勝たなければならない。勝つためにどういう戦い方が一番いいか、地元で相談し、無所属で行こうと決めて、党本部も認めた」と語った。
共産党は、参院選で全国に32ある「1人区」のうち、徳島・高知、鳥取・島根、福井の三つの選挙区に、野党統一候補として公認候補を擁立することにしていた。
ただ、野党の結束を強め幅広く支持を集める狙いから、いずれの候補についても無所属として立候補するよう他の野党から要望が出ていた。
鳥取・島根選挙区については、市田忠義副委員長が同日夜、松江市内での会合で、党公認の立候補予定者を無所属で立候補させることを発表した。福井選挙区については、志位氏は「共産党公認で戦うということをやっている」と話した。