「桜を見る会の招待に政治家の推薦影響 菅官房長官認める」

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以下、朝日新聞デジタル版(2019/11/13 13:11)から。

 国の予算を使い、首相が毎春開催する「桜を見る会」の招待者の選定について、菅義偉官房長官は13日午前の会見で、国会議員からの推薦や働きかけも影響していることを認めた。

 政府は、招待者は各省庁からの意見などを踏まえて内閣官房内閣府でとりまとめているとの立場。「など」には政治家からの推薦、働きかけは含まれるのかと問われ、「そうしたものも含まれているだろうと思う」と述べた。

 菅氏は、招待者について「各界において、功績があった方などを含め、幅広く招待している」とする点を強調。1952(昭和27)年に始まり、大震災時などを除いて毎年開催されており、「昭和27年来の慣行が続いてきている。(民主党などに)政権交代をした際も、慣行の中で取り組みが行われてきている」と述べた。政府は選定基準の明確化や、招待人数を今後見直す方針だ。

 自民、公明両党の幹事長と国会対策委員長は13日午前、東京都内で会談し、招待者の範囲や選定基準を見直す必要があるとの認識で一致した。

 一方、野党は13日午前の国会対策委員長会談で、「総理から直接、聞かせていただかないといけない」(立憲民主党安住淳国対委員長)などとして、首相が出席する予算委員会の集中審議を衆参で要求することを決めた。与党は「まず所管の内閣委員会で議論をすることが大事」(森山裕自民党国対委員長)として、要求に応じない姿勢を示している。