「人種差別反対」名古屋で300人がデモ、高校生が主催

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 以下、朝日新聞デジタル版(2020年6月21日 19時00分)から。

 

白人警官に首を押さえられ、黒人男性が死亡した米国の事件を機に、人種差別への抗議活動が世界各地に広がるなか、名古屋市の繁華街・栄周辺で21日、この動きに連帯するデモがあった。300人近い市民が参加し、「Black(ブラック) Lives(ライブズ) Matter(マター)(BLM=黒人の命も大切だ)」と声を上げた。
 主催したのは、日本と米国、カナダにルーツを持つ高校生3人。取材に対し、「米国で起きている運動に心を動かされ、日本の若者にも差別の問題に目を向けてほしいと考えた。今日のデモが差別について対話を始めるきっかけになれば」と話した。
 BLMは黒人の死亡が問題になる事例が相次ぐ米国で、「みんな平等に大切な命のはずなのに、黒人の命は軽視されてきた」との問題意識から使われてきた。参加者たちは、人種、国籍関係なしに手を取り合い、「正義なしに、平和はない」「沈黙は罪」などと書かれたプラカードを掲げながら、繁華街を行進した。(黄澈)