「大坂なおみ、マスクに銃撃された黒人の名 全米テニス」

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以下、朝日新聞デジタル版(2020年9月1日 11時36分)から。

 

 テニスの4大大会、全米オープンが8月31日(日本時間9月1日)、ニューヨークで無観客で開幕し、世界ランキング9位の大坂なおみ日清食品)は1回戦で同81位の土居美咲ミキハウス)と対戦し、6―2、5―7、6―2で制した。大坂は3月に自宅に入ってきた警官に銃撃されて亡くなった黒人女性の名前をプリントした黒のマスクを着用して入場した。

 黒人女性はブレオナ・テイラーさん。米メディアなどによると、テイラーさんは3月、自宅で寝ていたところ、押し入ってきた警官に撃たれ、死亡した。警察は麻薬捜査の一環だったとしているが、警官による黒人男性殺害事件を受けての抗議デモでは、テイラーさんも黒人差別の犠牲者という訴えが広がっていた。

 大坂は8月28日、全米前哨戦のウエスタン・アンド・サザン・オープン準決勝の入場の際は、「BLACK LIVES MATTER(黒人の命も大切だ)」と書かれた黒のTシャツを着て入場していた。(堤之剛)