「軽症者の宿泊施設、沖縄はゼロ 菅氏が不満、知事は反論」

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以下、朝日新聞デジタル版(2020/8/3 23:14)から。

 菅義偉官房長官は3日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の軽症者や無症状者が療養する宿泊施設の確保が沖縄県で進んでいないとして、「政府から何回となく、確保すべきであると促してきた」と不快感を示した。一方、沖縄県側は国の通知通り期日の7月末までに確保したと反論。問題はないとの認識を示している。

 厚生労働省が7月31日に公表したデータによると、同29日時点での宿泊施設の受け入れ可能室数は沖縄県だけがゼロとなっていた。

 菅氏は会見で「沖縄県が宿泊施設の確保が十分でない」と指摘。国の基本的対処方針では、必要な費用は国が全額を提供する一方、宿泊施設の確保自体は地元の判断であるとし、沖縄の取り組みが不十分との認識を示した。

 一方、沖縄県玉城デニー知事は3日、県庁で記者団に対し、国から7月下旬までに医療提供体制を整備するよう通知を受け、同30日までに那覇市のホテルを確保したと説明。「(29日時点で)報告はゼロだったが、しっかりと7月末までにそろえると(国と)話し合いは進めていた」と述べた。(楢崎貴司、藤原慎一