「バックアップデータ、資料要求時は残存 菅長官が認める」

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以下、朝日新聞デジタル版(2019/12/4 13:07)から。

 菅義偉官房長官は4日午前の記者会見で、国の税金を使って首相が主催する「桜を見る会」をめぐり、5月21日の衆院財務金融委員会内閣府幹部が「(招待者名簿は)すでに廃棄させていただいた」と答弁した時点で、名簿のバックアップデータが残っていたことを認めた。

 菅氏は会見で、バックアップデータについて「5月7~9日ごろ、(原本となる)データを消去した後、最大8週間残っていたのではないか」と述べた。バックアップデータが公文書にあたるかどうかについては「公文書でなかったということだ」と主張。国会議員の資料要求にも応じる必要はなかった、との認識を示した。

 名簿をめぐっては、共産党の宮本徹衆院議員が5月9日、国会質疑のために名簿資料を要求。政府は要求を受けた後の同日午後、名簿をシュレッダーで廃棄し、電子データは5月7~9日に削除したとしている。政府の説明では、バックアップデータは最大8週間残る仕組みのため、野党は、資料要求の段階でデータがあった可能性があるとみて追及を強めていた。