「シンクライアントが話題に 桜を見る会名簿、復元無理?」

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以下、朝日新聞デジタル版(2019/12/3 21:07)から。

 国の税金を使って首相が主催する「桜を見る会」の招待者名簿のデータは復元できるのか――。政府はサーバーでデータを一元管理する「シンクライアント方式」を理由に「復元不可能」だと説明する。ネットや野党からは「復元は可能」との声も出るが、専門家はどうみるのか。

 「内閣府が採用しているシステムは個々の端末ではなくサーバーでデータ保存するシンクライアント方式で、端末にデータは保存されていない。サーバーのデータを廃棄後、バックアップデータの保管期間をおいた後は、復元は不可能との報告を受けている」

 安倍晋三首相が2日の参院本会議でこう答弁すると、ネット上では「復元できるはず」といった指摘が相次いだ。

 内閣府などの説明によると、同府がこの方式を導入したのは今年1月だ。政府は2017年に働き方改革実現に向けた計画を打ち出し、20年度までに全府省でテレワークを可能にする環境整備を掲げた。その一環として、端末紛失などによる情報漏洩(ろうえい)リスクを軽減するため同方式などへの切り替えを進め、内閣府ではLANの更新にあわせて導入した。運用も含め、富士通に委託しているという。

(後略)

(二階堂友紀、野平悠一、寺本大蔵)