「NY株再び大幅下落で630ドル安に テスラ21%急落」

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以下、朝日新聞デジタル版(2020/9/9 7:15)から。

 連休明け8日の米ニューヨーク株式市場は、主要企業でつくるダウ工業株平均が大幅続落し、前週末比632・42ドル(2・25%)安い2万7500・89ドルで終えた。この夏に急騰していたIT銘柄を中心に、利益を確定するための売り注文が広がった。

 ハイテク株が多いナスダック市場の総合指数も急落。同465・45ポイント(4・11%)低い1万0847・69で取引を終えた。同指数は今月2日につけた過去最高値(1万2056・44)から10%超の下落となり、調整局面に入った。

 これまでの米株高を主導してきた代表的銘柄、電気自動車(EV)大手テスラは21%もの急落となった。市場で期待されていた米主要株価指数「S&P500」への採用が見送られたことがきっかけ。アップル、アマゾン、マイクロソフトフェイスブックなど主要IT銘柄はいずれも4%超の大幅下落となった。

 欧米メディアは前週末、ソフトバンクグループ(SBG)が米大手IT株をめぐって数千億円規模のデリバティブ金融派生商品)取引を手がけていたと報道。この大口取引が8月以降の米ハイテク株高騰の一因となった可能性があり、市場では高値への警戒感が一段と強まっていた。(ニューヨーク=江渕崇)