「野党合流新党の代表選、きょう選出 菅氏との違い強調」

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 以下、朝日新聞デジタル版(2020年9月10日 7時00分)から。

 

 立憲民主党国民民主党などでつくる合流新党の代表選で、立憲の枝野幸男代表(56)と国民の泉健太政調会長(46)の両候補は9日、日本記者クラブ主催の討論会に臨んだ。枝野氏は早くも、自民党総裁選を有利に進める菅義偉官房長官を意識し、違いをアピールした。新代表は10日に所属議員の投票で選出される。

 「政治家が『自助』と言ってはいけない。責任放棄だ。私たちとは政治姿勢が違う」。討論会で、枝野氏はこう力を込めた。意識したのは、菅氏が総裁選でキャッチフレーズにした「自助・共助・公助」だ。

 枝野氏は「自助や共助ではどうにもならない時は、人生の中に必ずある。その時のために政治がある。政治の役割は公助だ」と語り、新自由主義的な社会を転換し、再分配機能を回復させるとした。

 さらに「民進党までの綱領は、自己責任や自助を強調する新自由主義的な側面が残っていた。軸足が明確でなかった」とも語り、これまでとは立ち位置が違うとアピールした。

 泉氏も、地方出身で市議からのたたき上げを売りにする菅氏を意識。「合流新党は、みんながたたき上げだ。たたき上げが珍しい自民党ではなく、みんながたたき上げの我々に期待をしてほしい」と語った。

 

 (後略)

 

 (山下龍一)