「死者増加の北海道・大阪、抑制の東京 鍵握るクラスター」

f:id:amamu:20051228113103j:plain

以下、朝日新聞デジタル版(2020/12/5 21:31)から。

 新型コロナウイルスの「第3波」で急増している死者。北海道や大阪では、重症化しやすい高齢者が集中する病院や高齢者施設で大規模なクラスター(感染者集団)が起き、死者数を押し上げている。東京では春の「第1波」で起きたような病院や施設でのクラスターの発生は抑えられているものの、中高年世代の感染者が増えている。

 北海道では11月以降、6716人が感染し、131人が死亡した。死者は年初から10月末までは110人で、その後わずか1カ月余りで、それを上回る人が亡くなったことになる。今月1日には14人の死亡が発表され、公表日ベースの1日あたりの死者数は最多を更新した。

 死者の増加の背景にあるのが、医療機関や高齢者施設で相次ぐクラスターだ。免疫力が弱く基礎疾患がある高齢の入院患者や入所者が感染し、死亡につながる例が増えている。

(後略)

(本田大次郎、芳垣文子、笹川翔平 荻原千明)