以下、朝日新聞デジタル版(2020/12/7 20:30)から。
(国会での菅義偉首相の答弁姿勢について)塹壕(ざんごう)の中から出てこなかった。質問に対してどういう答え方をするのか。とにかく守り一辺倒で余計なことを言わずに過ごす答え方と、質問者の弱点を指摘しながら議論していくやり方と、両方ありうる。ところが、一貫して塹壕の中で守り一辺倒だった。残念ながら、これでは議論は深まらない。
議論が深まらないことが予想されていたので、本会議はもちろん、予算委員会でもできるだけ「私はこう思う、こうすべきではないか、どうする」という聞き方を意識的にするようにしていた。
相手が、何か突っ込んだら反論してくれると、そこで議論がかみ合っていくが、たぶんかみ合ってこないと思ったので、こっちからきちっと提案して、それに対して答えられない姿、何も答えない姿を明らかにするしかないという戦術に立った。(7日、インターネット番組で)