以下、Full-Count(2021.06.13)より。
2点差の8回無死一塁でチャンス拡大する強烈な右前打、代打では今季初安打
エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、指名打者制のない敵地・ダイヤモンドバックス戦の8回に代打で登場。右前打を放ち、代打今季初安打をマークした。チームは最大5点差をひっくり返して8-7で逆転勝ち。今季初の5連勝を飾った。
一振りで結果を残した。2点を追う8回無死一塁。大谷の登場に敵地は拍手喝采だった。4番手右腕カステヤノスから中前へ。打球速度は108.8マイル(約175.1キロ)の弾丸ライナーで同一、三塁にチャンスを広げた。地元放送局の実況は「ロケットだ」と例える一打だった。敵地ファンも大興奮だった。続くウォンのスクイズで1点差に迫った。
大谷は試合前まで代打で今季3打席に立ち、死球、右犠飛、四球。これが代打初安打となった。通算の代打成績は34打数12安打の打率.353、2本塁打、6打点となった。前日11日(同12日)の3回の第2打席で右膝に自打球が直撃。マドン監督は「代打で出られると確信しているよ。(膝の状態が)代打としての出場を妨げるとは思わない」と明かしていた。
チームは先発コブが3回に一挙5失点。厳しい展開だったが、4、5回に2点ずつ返して1点差の9回に3点を奪って逆転した。チームの勢いを感じさせる勝利となった。(Full-Count編集部)