対タンパベイレイズ戦で、エンジェルスの大谷翔平投手が第24号ホームランを打った。
野球もMLBも詳しくない俺がMLBを見始めたのは大谷翔平投手の移籍以来のこと。まだ日が浅い。
さてMLBではクロースプレイに対するチャレンジ制度があるけれど、通常審判には逆らえない。悪態をついたり心象を悪くすれば退場になる。審判の判断に逆らわないのは解説者も同様と思っていたが、ストライクゾーンはよく問題になる。
6回裏、3対3の同点。タンパベイレイズの攻撃。エンジェルスの投手はホセ・スアレス(Jose Suarez)。タンパベイレイズの打者はフィリップス(Phillips)。ツーアウト。ツーストライク。
二人の解説者によるかけ合いは次のようなものだった。
A: Oh Two (0-2).(ストライクと思われる投球を打者が見逃す)Got him!(ところがボール判定)
B: Wow what was that?
A: No No Wow! Perfect PITCH!
B: You can't throw a fast ball any better than that...That was a strike.
A: One Two (1-2). (空振り)Struck him out twice.
<拙訳>
A: ノーボール ツーストライク。(ストライクと思われる投球を打者が見逃す)アウトです。(ところがボール判定)
B: えーっ、どういうこと。
A: いやいや。完璧な投球ですよ。
B: あんなにいい速球は誰にも投げられません。ストライクですよ(ストライクでした)。
A: ワンボール ツーストライク。(空振り)(実際は一回の三振でしかないが)二回三振をとりました。
この場面を日本の解説者は、キャッチャーが中腰だったので審判が(ストライクと)とらなかったのかなという感じですね。普通に構えていたらストライクだったと思いますというように言っていた。今日の審判はあそこを(ストライクに)とってはくれないという解説が日常茶飯事であることは理解している。
面白いなと思うのは、合州国の解説者のほうが同じ場面を見ても、表現のしかたとして、断定する、(立ち位置として)踏み込むということですね。ちょっとしたニュアンスの違いでしかないけれど、面白く感じる場面でした。