クイズ番組(game shows)を観ていると、授業に応用できるヒントがあり、それを考えることが最近の楽しみのひとつでもある。
ひとつ紹介すると、Wheel of Fortuneという番組。たとえば、FOLK SINGERが正解だとする。最初の4文字、そして次の6文字が伏せられている。結論からいえば、この伏字をあてるゲームだ。
3人の参加者は、ヒントのperson(人)を頭に入れながら、”Is there any T?”、などと、それぞれが具体的なアルファベットを言ってアルファベットを当てる。指示されたアルファベットがあれば、そのアルファベットをあるだけオープンして、次のアルファベットを言えるが、正解がなければ、次の参加者に順番がまわっていく。司会者は、今回の問題の綴りに、Tがないので、”Sorry. There’s no T. Carole.”などと言って、次の参加者にまわす。次の参加者は、”No, no A. John.”などと言って、次の参加者にまわす。F□L□ □□□G□□などとなって、正解がピンと来たときに、”OK, I’d like to solve it. It’s FOLK SINGER..”と正解を言う。これは、かなりのおバカ番組なのだろうが、ピンとわかるという意味で語感を鍛えるには、ビギナーにとってとっても分かり易い番組だ。FORがなければ、ピンとこようがない。FORの拡大こそが重要だとわかるゲームである。他に、「連想ゲーム」(password plus)なども役に立つと思うが、この紹介はまたの機会としよう。