今日は日曜日。ストランドの演目は家族向き映画。チャップリンの「ゴールドラッシュ」(”The Gold Rush”)*1、ウォルトデズニーの「きつねと猟犬」(“The Fox & the Hound”)*2、「サウンドオブミュージック」(“The Sound of Music”)*3を観た。実にいい映画で涙を流しながら観た。拍手も送った。押しつけてはいけないが、将来の自分の子どもには、是非こういう映画を見せたいものだと想像したりした。
ウォルトデズニーの「きつねと猟犬」は友情をテーマにしたもので、きつねと猟犬という敵対すべき相反する動物の友情を美しく描いた秀作である。チャップリン、サウンドオブミュージックの水準は、言うに及ばない。「サウンドオブミュージック」などは、「二十四の瞳」を思い出させた。子どもを対象にしたこうした映画には弱い。
ところで、「サウンドオブミュージック」を観て初めてわかったのだが、あのジョン・コルトレーンのMy Favorite Thingsの元歌が、映画「サウンドオブミュージック」の中の曲だったのだ。同じものを見たり聞いたりしても、人間の感性は、人によって違うものを見たり聞いたりしているのだろう。以前よりぐんとJazzに興味をもった。
映画「サウンドオブミュージック」は一級品*4。コルトレーンの”My Favorite Things”。これもぐんと良い。思うに、人間の文化というものは、こういう風に、何かを下敷きに、先代の文化遺産をベースにして発展していくものなのだろう。こういう映画をアメリカ合州国で観る事ができて、こちらに来て良かったと思う。
これまで聞いたことがないけれど、秋吉敏子さんの日本のわらべ歌をベースにした新盤”Swinging”The Toshiko Akiyoshi/ Lew Tabackin Big Bandが今月の某月刊誌で紹介されていた。日本に帰ったら、レコードを買ったり、本を買ったり、タイピング*5や自動車、英語によるDebateなど、習い事をしたみたい。
夜にコルトレーンを聴くと、アメリカ合州国に来たという気分になる。
*1:http://www.imdb.com/title/tt0015864/?ref_=nv_sr_1
*2:http://www.imdb.com/title/tt0082406/?ref_=nv_sr_3
*3:http://www.imdb.com/title/tt0059742/?ref_=nv_sr_1
*4:「サウンドオブミュージック」のこのときの評価はやはり当時のもので、今なら、もっと辛口に評価しなければならないだろう。