ご飯を炊いた翌日の朝はシーフードポリッジ

 教科書に出てくるくらいだから、マオリもポリッジを食べるのだろう。ジュディも、ポリッジは簡単に作れるから、「希望があったら言って」と言っていた。こちらのポリッジは、塩味の場合もあるけれど、蜂蜜などを入れて甘くする場合も少なくない。
 子どもの頃の私のポリッジの思い出といえば、やはり病気になったときの「おかゆ」だろう。ご飯をとろとろに煮込んで、酸っぱい梅干などがついたりする。私の場合、病気で学校を休んだりしたことと、この「おかゆ」が、記憶として結びついている。
 今の私のニュージーランドの生活では、ご飯を炊いた翌日は圧倒的に雑炊が多くなった。
 オーストラリア米は炊き立てなら、とてもおいしい。焼き海苔で食べると最高だ。これに何とか刺身を乗せたいと思っているのだが、勉強に忙しくて例のテラパの魚屋さんに行っている暇がない。それでも、炊き立てのご飯と焼き海苔で夕食を終えることが多くなった。メインディッシュとしてビーフステーキやでかいサーモンステーキを食べても、最後にご飯を食べないと、なんだか物足りないのだ。それで、残ったご飯が翌日の雑炊となる。
 マギーのシーフードクリームスープの粉末を、強力な攪拌器を使って水で溶いて、冷凍のイカリングとシュリンプを入れて、ご飯を入れて温めるだけのお手軽シーフード雑炊だ。これは簡単にできるわりには、うまい。
 1回だけチャーハンを作ったが、電気でつくるとなんだか感じが出ないし、ご飯もぽろぽろこぼして、調理器全体が汚くなるので、気がすすまない。チャーハンはやはりガスでないといけない。
 ということで、ご飯を炊いた翌朝は、圧倒的に雑炊になってしまうのだ。