近所で花火があがっているのは何のため

 夏の季節の子どもの楽しみとしてしか思っていなかったのだが、最近、近所でやけに花火があがっている。
 応用言語学クラスのアジア系のクラスメートからのたまたまの電話で花火が話題になり、なんでも議会を爆破しようとした英雄を讃える意味で花火をあげているらしいと聞いたのだが、要領をえない。
 アレックスやジュディも、まるで無関心。アレックスなんか、窓をあけて、「花火だね」くらいにしか話題にしていなかったから、夏の風物詩くらいにしか私も考えていなかったのだ。
 たまたまあるブログで紹介していたので、BBCのサイトを覗いてみたら、歴史的な風物詩であることに初めて気がついた*1
 ピューリタンである*2ジェームズ一世国王と時の政府を爆破して、カトリック化しようと目論んだローマカトリックのガイ=フォークス(Guy Fawkes)の1605年の陰謀は事前に発覚し、成功しなかったのだが、これを記念してイギリスでは、11月5日に花火をあげるらしい。
 ピューリタンが主流のイギリスは、アイルランドをはじめとしてカトリックいじめで有名だから、花火はご愛嬌、単なる風物詩なのだろうが、勉強になった。
http://news.bbc.co.uk/cbbcnews/hi/find_out/guides/uk/fireworks_night/newsid_2369000/2369105.stm
http://news.bbc.co.uk/cbbcnews/hi/uk/newsid_1886000/1886601.stm
 プロテスタントに対するカトリックの反撃らしいから、アレックスもジュディも無関心で何も教えてくれなかったのかもしれない。

*1:いわゆるガイフォークスの夜のこと。

*2:正確にはイギリス国教会ジェームズ1世イギリス国教会は、ローマカトリックから袂を別ったため、カトリックとの共通性は少なくないと言われる。