イギリスの半数近くがアウシュビッツを聞いたことがない

 先日、ナチス兵士の制服を仮装パーティで着たことについて、イギリスのハリー王子が謝罪したというニュースが流れていたが、これは当然である。ハリー王子は、アウシュビッツを訪問すべきだというニュースも流れているが、どうやらイギリスでは、アウシュビッツという歴史的重要語彙を5割近い人間が聞いたことがないということが、最近のアンケートで明らかになった。
 1945年の今日、1月27日。ソ連軍によってアウシュビッツ強制収容所が解放されたわけだが、ナチスがおこなったユダヤ民族(the Jewish nation)に対する数百万人の大虐殺(the Holocaust)。その大量殺戮(genocide)や、拷問・処刑による犠牲と歴史的教訓を、いつまでも忘れてはならないとして、ドイツ国内のユダヤ人団体の働きかけによって制定された*1
 「近代ドイツの反ユダヤ主義は、アーリア民族は最も優秀で、ユダヤ人は下等だとする人種思想に基づいている」(The modern German anti-Semitism was based on racial ideology which stated that the Jews were sub-human (untermensch) while the Aryan race was ultimately superior.)「この大虐殺で、約600万人*2ものユダヤ人が殺されたのである」(In the Holocaust, approximately 6 million Jewish men, women, and children were murdered.)。
http://www.knesset.gov.il/shoah/eng/ehashoah.htm

*1:この日は、1996年から実施している。

*2:TVNZでは、ユダヤ人の虐殺数は、600万近くと報道していた。