日本の青年がアジアの青年と話をする際に困難に直面しないか

 朝日新聞によれば、「慰安婦」という用語は、95年度には、「慰安施設」の表現も含めれば、7社が記述していたということだ。「しかし、前回は1社(慰安施設は2社)に減り、今回申請時はゼロになった。慰安施設と表現した社が1社残っただけだ」(4月6日付朝日新聞)。
 これでは、朝鮮・中国・シンガポールなど、アジアの青年たちと日本の青年たちは豊かな交流ができないだろう。
 シンガポールチャンギ博物館で私が出会ったシンガポール国立大学卒業の若い歴史研究家から聞いた話では、日本から来た女子学生が、博物館に展示してある資料は嘘ですと言った女子学生がいたようだが、そうした女子学生の数を増やすだけである。
 英語ができるできないの問題ではない。コミュニケーション能力として、話ができないと思うのである。現在の日本は、そういう「教育」をしている。