「未来をひらく歴史」出版一周年記念でシンポジウムが開かれる

amamu2006-07-19

 日中韓歴史学者らが共同執筆し、3カ国同時に出版された「未来をひらく歴史―日本・中国・韓国=共同編集 東アジア3国の近現代史」(高文研)*1の出版一周年を記念して、3カ国の高校教員が授業での同書の活用方法や生徒の感想文を交流するシンポジウムが東京都内で開かれたと、16日付けの朝日新聞が報じていた。
 このシンポジウムの中で、韓国はソウルから来日した公立高校教員は、「韓国ではほとんど知られていない沖縄戦を2年生に教えるために使った」と報告をし、韓国のある生徒は、ひめゆり部隊の女子学生に向けて「お姉さんたちの死を無駄にしないように、第二の沖縄が生まれないように私たちが努力していくつもりです」という決意を書いたという。

*1:日本では7万部が売れたという。