Randy NewmanのSail Awayというアルバムの中には、Sail Away, Political Science, Burn Onなどの名曲が入っているのだが、このアルバムの中にMemo to My Sonという唄がある。
この唄の中に、When the going gets tough, the tough get goingという歌詞があって、これがなかなかむずかしい*1。
ひとつひとつの語彙はわかっても、全体のイメージやシンボルをつかむことができないのではないか*2。
The going gets toughは、決まり文句で、「状況が悪くなる」ということだ。
だから、When the going gets tough, the tough get goingは、「状況が困難になれば、不屈な者がそれを克服して先にすすむ」ほどの意味になる。
Randy NewmanのMemo to My Sonで、ランディ=ニューマンは次のように歌う。
A quitter never wins
A winner never quits
When the going gets tough
The tough get going
簡単に諦める三日坊主が勝つことはないし
勝つ奴は、けっして止めやしない
状況が悪いときは
不屈な者しか進めないものだ
乱世を生き抜くのは厳しいのである。
*1:Billy Oceanが1985年に歌ったWhen the Going Gets Toughという唄にも、同じ歌詞が使われている。
*2:辞書としては、例えば、https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/when-the-going-gets-tough-the-tough-get-going