国賓として来日中のブータンのワンチュク国王とジツェン・ペマ王妃夫妻が福島県相馬市の小学校を訪れた。被災地訪問は国王が強く希望したものだという。
国王は「励ましと親愛の情を示すために来ました」と述べ、「みなさんの中に人格という竜がいます。年を取って経験を積むほど竜は大きく強くなります」と話しかけた。王妃は「再び日本を訪れたら、またこの学校に来ます」と約束した。
竜は心の中に住んでいる。自分の竜を育てなさい。
人は経験を積み重ねて強くなる…。
ブータンは、幸福指数の高い国。
90年代に九里 徳泰さんの『ブータン自転車旅行』を読んだことがある。その前から気になっていた国だが、国王の話が人間的で教育的であることは間違いない。