「自分で考え、課題を乗り越えて勝つ」

amamu2012-10-04

 インデックスは「政治」にしたけれど、スポーツの話題であり、リーダーの話題。
 早稲田大学ラグビー部監督は、カリスマ的リーダーであった監督から、「日本一オーラのない監督」と言われるような監督に代わったけれど、2007年・2008年と、大学選手権で2連覇したという。
 その「日本一オーラのない監督」である中竹竜二さんを私は全く存じ上げないが、彼は、自分は「トップダウンで指針を打ち出し、引っ張っていくキャラでもないので、選手が自分で考えて課題を解決する組織にしよう」と考えたという。
 現在は、20歳以下日本代表監督であるとのことだが、最初のミーティングで次のように話すと、「選手はポカン」としていたという。

 「僕は怒らないし、命令しない。自分で考え、課題を乗り越えて勝つ。そんなチームを目指そう」

 中竹さんに言わせると、「カリスマ的リーダーがいなくなれば組織はすぐ崩れます」。だから、「組織を支える側、つまりフォロワーのレベルを上げていかないと」いけない。
 彼の意見では、「今の日本は、カリスマ的リーダーがいなくてもやっていける強いフォロワーの育成こそ必要なのではないでしょうか」という。
構成員と指導者の関係は、古くて新しい問題である。