映画「世界の果ての通学路」を観てきた

 朝日新聞の「天声人語」でも紹介された映画「世界の果ての通学路」を観てきた。
http://www.asahi.com/articles/ASG4N4SPVG4NUSPT001.html
 ケニアのジャクソン君は毎日妹と一緒に片道15キロの道のりを2時間かけて学校に通っている。ジャクソン君の夢は飛行機乗りになること。アルゼンチンのカルロス君は毎日妹と一緒に片道18キロを1時間30分かけて馬に乗って学校に通っている。カルロス君は獣医をめざしている。モロッコのザヒラさんは片道22キロを4時間かけて友人たちと月曜日に学校まで歩いて通い、金曜日の夕方、同じ道を歩いて帰宅する。ザヒラさんの夢は医者になること。インドのサミュエル君は足に障害があり歩行が困難である。片道4キロの道のりを学校まで二人の弟が車椅子を押して通っている。サミュエル君の夢は医者になること。この映画の監督はパスカル・プリッソン氏。フランスでは130万人以上が観たという。
 登場する子どもたちの顔つきがいい。顔つきがよいのは、希望ということなんだと思う。子どもたちが希望であり、希望が子どもたちであることを、あらためて教えてくれた映画である。それぞれの通学路の景色は必見である。