「釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった」を観た

釣りバカ日誌16

 2日前になるが、以前見た「釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった」をまた観た。

 元ロカビリー・カントリー歌手の河口輝男役に尾崎紀世彦が登場。
 昔、アメリカの音楽に興味があって、サンフランシスコのポールズサルーン(Paul's Saloon)というところで、カントリーミュージックを聞いたことがあったが、カントリーというジャンルは世代的に若手ではなく、保守的な層に受ける音楽だと客に説明を受けたことがあった。それからすると、河口輝男(尾崎)は、オーセンティックなハワイアンを好んでいるようにみえた。
 若手では、久保田達也(金子昇)と河口美鈴(伊東美咲)が恋人役。
 娘をもらう許しを父親に乞う設定は、古典的。冒頭にも、shotgun marriageが伏線で出てくる。
 US NAVYに乗船してしまう設定はどうかと思うが、アメリカ兵役のボブ(ボビー・オロゴン)がおかしい。


 懲罰委員会で浜崎伝助を処罰しようとする重役たちに、鈴木社長が聞かせることば。

 どうして君たち、あの、無事に浜崎くんが帰ってきたのを喜んでやれないのか。

 鈴木社長の「うちの会社をどういう会社にしたいんだ」という、重役に対する問いに対して、自分で答える場面が続く。

 わたしはね、社員のみんなが、自分の息子や娘をこの会社に入れたいと思う会社にしたいんだよ。

 これは、なかなかいいセリフだ。
 鈴木社長は、やはりなかなかの人物だ。


 朝原雄三監督。
 ロケ地は、長崎・佐世保
 2005年公開。