"Moondance expanded edition"を購入した

Moondance expanded edition

 Van Morrisonのアルバム"Moondance"は、何回聞いたことだろう。
 "Caravan"という唄に、なんといっても、感動する。
 The Band の The Last Waltzの中のVan Morrison。その"Caravan"のパフォーマンスにぶっとんだ。
 アルバム"Moondance"は、なんといっても名曲ぞろい。

 北アイルランド出身のVan Morrison*1
 レコードコレクターの父親からの影響もあって、合州国の音楽を貪欲に学んだVan Morrison
 とくに、レイ・チャールズマディ・ウォーターズサム・クックボブ・ディランザ・バンドとの交流。
 そして、ザ・チーフタンズやボシーバンド。

 Van Morrisonは、ヴォーカリストしては、ある意味派手なのだが、基本、地味。でもVan Morrisonの、音楽への向き合い方が、とてもいい。
 それが個性になっているところがすごい。
 
 アルバム"Moondance"は、なんといっても名曲ぞろい。
ただThe Band の The Last Waltzの中のVan Morrisonの"Caravan"のパフォーマンス以外で、これまでVan MorrisonのDVDのパフォーマンスで関心したことはない。今回発売された"It's Too Late To Stop Now"のDVDも例外でない。
 Van Morrisonは、見かけのパフォーマンスとしてではなく、音楽として聞くべきだ。
 
今まで書いたことはまぁどうでもいい。
大事なことは、Van Morrisonの音楽は、俺にとって必要なものであるということだ。

*1:言うまでもなく、北アイルランドは、Great Britainではないが、UKではある。ロディ・ドイル作、アラン・パーカー監督の映画“The Commitments”(1991)で、「アイリッシュはヨーロッパの黒人だ」という台詞をジミーというキャラクターが述べる場面がある。”Do you not get it, lads? The Irish are the blacks of Europe. And Dubliners are the blacks of Ireland. And the Northside Dubliners are the blacks of Dublin. So say it once, say it loud: I'm black and I'm proud.”黒人の移民も少なくない現在、この台詞が曲解される可能性はあるが、「黒人的存在」「アイルランド人的存在」という点で、差別されているという共通性があるということは言えるだろう。