「納税記録・職員評定…秘密のはずが 世界最悪級の流出」

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以下、朝日新聞デジタル版(2019/12/6 5:00)から。

 納税記録などの個人情報や秘密情報を大量に含んだ神奈川県の行政文書のデータ20テラバイト超が外部に流出していたことが分かった。その膨大なデータ量もさることながら、流出情報の「中身」がより深刻だ。

 納税に関する個人や法人の情報、公共事業に絡む様々な書類、職員の評定や公共施設の設備に関する図面……。これらの多くは本来、決して表に出てはならない情報のはずだ。

 ひとたび悪用されれば、その影響は計り知れない。県の事務遂行に支障が出るだけでなく、犯罪すら引き起こされかねない。そんな情報が暗号化されることなく、ハードディスク(HDD)にめいっぱい書き込まれていた。

(後略)

(編集委員・須藤龍也)