「「筋通らない」専門家指摘 「行政文書前提」の政府見解」

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以下、朝日新聞デジタル版(2019/12/5 22:09)から。

 国の税金を使って首相が主催する「桜を見る会」の招待者名簿をめぐり、公文書管理に詳しい瀬畑源・成城大非常勤講師が5日、朝日新聞の電話取材に応じた。瀬畑氏は、国会議員への資料提供は行政文書に限られるとする政府見解を、「行政文書を作っていないから説明しませんなんて、筋が通らない」と批判した。主なやりとりは次の通り。


 ――菅義偉官房長官は5日の記者会見で「国会議員からの資料要求は行政文書を前提としている」と述べた。

 「資料要求に対し、これまでも行政文書で全て対応しているのか疑問だ。与党議員に説明する時も行政文書だけで行っているのか。議員から問い合わせがあった際、行政文書を作っていなかったとしても、しっかり調べて調査結果を答えるのが官僚組織のあり方だ」

 「行政文書として存在しないから説明しません、という説明は不自然でしかない。バックアップデータが残っていたならなぜ復元しなかったのか、という素朴な疑問から逃れる言い訳にしか聞こえない」

(後略)

(永田大)